|
|
ボーイミーツガール
アキ学が面白かったので同じコンビである本作にトライ。
実質ヤマグチノボル氏はほとんど書いてない気もする。
てゆうか絵買いです。すみませんでした。
数年ぶりに幼い頃住んでいた街に戻ってきた主人公。
「不思議な塔」がそびえ立つその街で、お約束的に幼馴染み達と再会し、
魔法というファンタジー要素を盛り込みつつ、ボーイがガールにミーツする。
魔法と出会いをアクセントにしつつ、比較的オーソドックスな学園モノ。
「ボーイミーツガール」っつってんのに出会うのは幼馴染みばっかってのはどーなのよ、
そんな思いも駆け巡りましたが、ボチボチ面白かったです。
とりあえず導入部からの掴みはいい感じ。
会話のテンポが良く、アリガチな設定ながらもテキストを読んでいるだけでニヤニヤできる出来。
アキ学っぽく暴走気味なギャグの勢いで押し切って笑いを取るタイプですが、
それに対する主人公の常に冷静なツッコミはやや斬新で面白かったです。
どっかで見たようなキャラも登場し、ギャグセンスは流石の一言。
アキ学のテキストが面白かった人はかなり楽しめるのではないでしょうか。
導入部が終わってからはギャグがややパワーダウンした印象を受けますが、
そのへんはアレですかね、多人数ライターの弊害?
多分それぞれの人が1シナリオ書いてるんじゃねーかな、
そんな複数ライターでの各シナリオの出来ですが、
各シナリオで大きな矛盾が発生しているわけでもなく、
それぞれのシナリオ1つ1つで見所があり、純粋に面白かったです。
5人も居たら1人くらいは駄シナリオがあっても仕方ないかもしれませんが、
本作では全部ソコソコ面白いのは素直に賞賛。
実質的なテーマはメインのルートのみに委ねられてる気もしますが、
各々が持ち味を生かしているシナリオは読後感も良く、サワヤカな感慨が得られました。
というか絵買いなんですけどね。
ほのぼの学園モノにドタバタギャグを織り交ぜつつ時折挿入される微エロシーンはグッドネス。
パンチラとかマ○チラとか、着替えでお風呂でハプニング!なシーンの数々は、
穢れきった僕の心には逆に新鮮、エレクチオン。
直接的なエロシーンに疲れ切った方には是非。
萌え絵でマッタリ、幸せ気分。
そんな感じで、着衣とか、ぱんつぅ的なシチュエーションの微エロ1枚絵は、
しんたろー氏の描く女の子の造形の上手さという強みが生かされてて良い感じでした。
思わず「画像を保存」したくなる出来。高らかに言おう、「着てる方がエロい!」と!
エロシーン自体はそれほど長くもなく、
際だって特殊なシチュエーションもないオーソドックスな感じ。
それでも各ルート2〜3シーンあり、どっかしら好みのキャラ及び
シチュエーションも見つかるのではないでしょうか。基本的には薄め。
個人的にはロリ娘の勉強中にいじくり回すシチュエーションに激しくおっきしました。
結局、タイトルの「ボーイミーツガール」というテーマはかなり強引に消化された気もします。
しかし壮大でもなく重くもない本作の世界観は、陵辱とか大作エロゲに食傷気味の
現代エロゲマには一服の清涼剤たり得る清々しさでした。
・しんたろー氏の描く微エロ絵 ・アキ学譲りのギャグテキスト ・学園ラブコメ魔法風味 ・何か疲れたから軽めのやりたい
このへんのキーワードにグッと来る方にはオススメです。
システムは普通。(コレばっか書いてるな)
ノーマルな選択肢形式AVG。
スキップはやや遅めかも。
超速スキップに慣れてると遅く感じますが、共通パートはあまり多くなく
ボリュームもそれ程大きくも無いので、スキップがダルくて面倒ってことも無かったです。
誤字もチラホラ見受けられましたが、ホラ、誤字あっても文脈でわかるじゃん?
理解できない事もないんだし、気にしない方向で。それが俺のジャスティス。
総合 |
70 |
シナリオ |
70 |
音楽 |
55 |
萌え |
65 |
泣き |
20 |
エロ |
3 |
萌えキャラ:七海(後期型)
|
|
|
|