　とりあえず激鬱でした。
これまたけっこう前のゲームでして、ああ、当時こういうのが旬だったんだなぁ…鬱…。

　誰も彼もどうしようもなく消えていく様に、無常観すら覚えます。
とにかく鬱。凹みまくり。ベッコベコ。

　物語は章仕立てで構成されていますが、最終的に良い具合にリンクするのは高評価。
大河を感じさせる壮大な歴史の上で繋がった物語とかに弱いんですよ。
書かれてない数百年間とかを勝手に想像しちゃうから。

　但し１章１章は前述の通り激鬱フィーバー、
「泣ける」っていう評判でしたが個人的には余りの切なさに憤りっぽい妙な感情を抱きました。
こういうのたまにあるのです。どうしようもない感情が芽生えることが。

　とりあえず鬱。とにかく鬱。ようやく終わったと思ったら最後にもっかい極鬱。
思わず顔を真っ赤にしてモニターを見入る2×歳ここにあり。しかと見よ！

　鬱要素ばかりに目が行きますが、久々に全体の構成がキッチリしてる良い感じの話でした。
思わず時間軸とかをメモして考察したくなる出来。

　それでいて、ちゃんと読んでれば分かり易いシナリオも良かったです。伏線はほぼ解消。
よくある脳内補完型シナリオにも見習ってもらいたい所存。評判通りの良作。
しかし2001年時点でこの到達点、エロゲって進化してないなぁ…。

その他・システムとか　▲

　場面変更してもBGMが続く仕様が少し珍しかったり。良い雰囲気です。

　どうでもいいがホワイトボードを見ると
「知ってるがお前の態度が気に入らない」というネタを思い出す。

　あとエロくは無い。てかそんな気分になれない事しきり。オマケはエロかった。

　激しくどうでもいいけど、喫茶店の出てくるエロゲってけっこう多いよなぁ…。
そして実際に常連として通ってる人っているのかなぁ…。
とか思った。まるっきり感想じゃねーか。

評価　▲

総合	85
シナリオ	90
音楽	55
萌え	20
泣き	75
エロ	1

萌えキャラ：あやめ

半年以上経っても覚えてる度：70%
インパクトの強いシーンが多い

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銀色 -完全版-

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90

銀色　-完全版-