やった日 05.8/14
絶頂

May Merry May with be (PS2)



事前情報と購入動機
 My Merry MaybeはMy Merry Mayの完全な続編。

 ギャルゲにしてはかなり珍しい感じ。
名作と誉れ高いが売り上げは最悪の部類らしい。
だが、期待し過ぎたのかMayはぶっちゃけ面白くなかった。
期待感はめっきり萎み、少し消化試合気味にプレイ開始。



ストーリー概要
 人工生命体「レプリス」にまつわる物語その後。



シナリオの感想とか
 前作は普通のギャルゲで何かガッカリしたのも遠い昔。
今作は見違える程に面白かったです。


 Maybeではギャルゲ時空から完全に脱却し、
かなり物語として鑑賞に耐えうる物となっています。
シナリオのあちらこちらに伏線を張り巡らせ、それらを見事に回収、
もしくは考察すれば程よく理解できるだけの謎を残しつつストーリーは展開してゆきます。

 Mayの感想で「意味がない」と書いた人工生命体についても、ようやく昇華&消化された感じ。
一つの大きなテーマがありつつも、各シナリオで1回くらいはサプライズがあるのも好感。
先が気になり、とにかく読んでて面白い出来栄えでした。


 ところでその前作は何だったのか、というと…。

 あまり認めたくはないですが、私がちゃんと読んでなかったのか、
Maybeを終えてみればなるほどの伏線もチラホラ。
ちゃんと壮大な前フリとして機能していたのかもしれません。
それともライターの神業でbeでここまで辻褄を合わせたのかもしれません。

 どちらにせよ、やはりプレイしていて苦痛であったMayですが、
MayがあったからこそMaybeが良い感じなのは認めざるを得ないところ。


 2つ合わせると確かに良作。しかしMayはびみお。
だがMayをやっていないとMaybeも楽しめないと思います。
本作は完全に面白いんだけど、その前フリを読むのに10時間以上はかかるのが、ねぇ…?

 てゆうか、ちゃんと読んでいればMayも面白かったのかもしれませんゴメンナサイ。
とにかく伏線張りまくり系、そして明かされる真相に驚愕しまくり。
凝ったシナリオが好きな人にはかなりオススメできる作品だと思います。

 それでいて、人が造りし生命というテーマ性。このへんちょっぴり手塚チック。
これらの要素が好きならば是非是非。地味なる名作に光を。



その他・システムとか 
 ノーマルな選択肢形式。
てか同じソフトだし同じです。あひー



評価 
総合
85
シナリオ
90
音楽 65
萌え 75
泣き 70
エロ -

最萌えキャラ:ほのか

半年経って覚えてる率:70%
田舎の道ばたの風景ばっか覚えてる

 


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