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ななついろ★ドロップス
超絵買い。いとうのいぢ買い。 憂鬱とか退屈とか暴走的な何かを期待したのかもしれない。
「実はこの世界は魔法とか存在するファンタジーワールドと繋がってるよ」という設定の元、
誤って向こうの世界のドリンクを飲んでしまった主人公がドリンクの作用によりヌイグルミ化。
元の姿に戻る為に『星のしずく』を集めながら、途中はワリと集めるのを放り出し、
気になる女の子と甘酸っぱい恋愛模様を紡ぎ出す初恋体験アドベンチャー。
このメーカーの作品も早3作目。
前回、前々回と主にシナリオ面で酷評したものの、流石に3作目ともなると 「じゃあ買うなよ」 とか言われそうなのでシナリオ面についてはあまり気にしないでいこうかと思います。
んが、そうすると「のいぢ絵萌え〜」しか言う事がないので一応言及。
序盤から相変わらずテンポの悪いテキストに辟易。
決して語彙が少なくてツマラナイとかいう事では無いんですが、
果てしなくどうでもいい会話とか地の文の描写に何行も費やしている為、
力の入れ所を間違っているというか何というか。
余りにも実のない会話文とかを延々と続けられるとテンポも何もあったモンじゃありません。
いつもは『個人の嗜好により…』とか『あくまでも俺のセンスとは合わないので人によっては…』
とかで締めますが、このテキストは誰が読んでもツマラナイんじゃないですかね。
無理してギャグを書けとは言いませんが、ここまでメリハリの無いテキストだと
中々読み進めるのもキツイです。また、その為か、物語に連続性が無く、
シーンの1つ1つが行き当たりばったりな印象すら受けました。
しかし、シナリオ面ではボチボチ面白かったです。
序盤でのファンタジー設定説明の羅列は、プレイ開始1時間で 「どうしてくれようコレ…」
という前作の感想が飛び出る程に面白くなかったですが、
中盤からはあまりその設定が出てこなくなって安心。
折角作ったファンタジー設定が出てこない方が面白いのはどういうことだ。
そんな気もしましたが、ヒロインとのイベントがメインとなる中盤以降では、
メーカーが謳ってる『恋愛初心者どきどき★ADV』という感覚も多少味わえたので、
絶望的にツマラナイという事でも無いと思います多分。
但し、萌えイベントの嵐でプレイヤーを悶えさせてくれるような方向性とは違いますので
そのへんを期待してると厳しいかもしれません。
もっと純粋な、まさに恋愛初心者どきどき★感覚。 「むしろレーティング15歳くらいじゃねえの?」
そんな事すら思う程に甘く切ない恋愛模様は、
そういう方向に期待している人ならば楽しめるのではないでしょうか。
穢れきった私では痛くて眩しくて。
また、メーカーが狙っているのかどうかはわかりませんが、R15な描写とか寸止めHは
今からコンシューマー化を視野に入れてるのではないかと邪推する程。エロ方面は激薄です。
「どうしてものいぢ絵のエロが見てぇ!」という人は止めませんが、
純粋にエロさを求める人には全くオススメ出来ません。てか寸止めの嵐。嫌がらせレベル。
そんなワケで、1枚絵も非エロの物が中心です。
やはりのいぢ嬢の描く女の子は僕等の震えるハートを鷲掴みにする可愛さがありますが、
パンチラなどの微エロ的なCGも少なめで、勿論直接的なモノは言わずもがな。
こちらでもまたエロさを求める人には少々物足りないのではないでしょうか。
そんな今作のオススメ購買層ですが、
・いとうのいぢの絵が好き ・俺も初恋してぇ、という方
こんな感じで。どうかひとつ。
音楽はやはりグッドジョブ。 イベントシーンを盛り上げる切ないピアノ曲はとても良い感じです。
そして絵もやはり最高。てか時期的に良い感じですね。 次々とアニメ化もしたし、今が旬ってーか。
今気付いたんですが、もういっそシナリオの人変えてくれませんかね。 そしたら完璧になるのではないか、とか思ったり思わなかったりゴメンナサイ。
システムは普通。致命的な欠陥は無いと思いますが、スキップの速度もやや遅め、
コンフィグ設定も多いとは言えない為、ごく普通の領域。 個人的には、クリックした際の反応が少し遅いのが気になりました。 エピソード&シーンセレクトもありますが特に再読したいとも思わないのでゲフゲフン
総合 |
60 |
シナリオ |
55 |
音楽 |
70 |
萌え |
70 |
泣き |
20 |
エロ |
0 |
最萌えキャラ:フローラ
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