　シナリオの一部、というのが微妙でしたが私もいっぱしの田中ロミオ盲信者、期待感は高。
して、結果はというと…

　びみょ。肝心のロミオ節はイマイチ。
コンシューマとあってか、最後まで暴走するようなギャグのノリなどはありませんでした。
ただ今回は移植作品では無いので、最初から家庭用前提。
その意味では良いシナリオだったと思います。
はっちゃけない分、逆にロミオ氏の高い文章力が披露された感じでした。

　田中ロミオ氏は特にメタ表現が上手いと思います。
あとはキャラクターの描写というか、設定が上手い。
要は萌えキャラ作りが上手いとも思います。

　他には、本人は否定しているようですが、メッセージ性も強いです。
今回も『世界はコワイ』とか言い出して軽く鬱になりました。

　そんな田中ロミオをこれからもよろしくお願いします。（信者）

　物語について書きますと、独特のファンタジーによる印象の強いシーンは多々あるものの、
最終的にどうだったのかイマイチ思い出せなかったり。

　いっそ、ホンワカとしつつ童話特有の残酷さも持ち合わせている
フェルネラントの雰囲気に浸るだけでもワリと面白いかもしれません。
というかそこしか覚えてなかったりします。

　絵本の世界に突っ込みたい貴方にオススメ。
まさに、夏の夢の夜の話。

その他・システムとか　▲

　KIDシステム自体はやはり安定してます。
ですが、たまに絵が荒い時があるし、音楽微妙だし、
オープニングは逆の意味で洗脳されそうな出来だし。
何だか色々とアレな感じです。

　んが、現在は廉価版出てますので雰囲気が好みっぽいのなら。
田中ロミロミとかはあんまり考えない方が幸せにプレイ出来ると思います。

評価　▲

総合	60
シナリオ	55
音楽	20
萌え	70
泣き	10
エロ	-

萌えキャラ：赤い本

半年経っても覚えてる度：60%
細かいエピソードの方が覚えている不思議

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夏夢夜話 （PS2）

夏夢夜話　（PS2）