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Quartett!
評判が良さ気だったので買ってみた。どんなゲームかも知らなかったりする。
ちょっぴり天才チックなヴァイオリニストの主人公が音楽院にスカウトされ、
そこで可愛い女の子達とカルテットを大結成。
色々事件とか起こるが、最終的には音楽を通じて様々なわだかまり等を浄化する感動物。
まず他社とは一線を画すシステムに目が行きます。
既存のAVGをどうにかして進化させようという努力の見られるナイスシステム。
立ち絵無し、文字枠無し、モノローグ無し。
まるっきり漫画のような構成&フキダシで物語は進んでいきます。
既存のギャルゲが音付き紙芝居なら、
この作品は音付きコミックくらいまで進化したと言えるシステムでしょう。
一見大したことない変化ですが、99%のギャルゲが紙芝居という事を鑑みると
新システムに取り組む姿勢は高く評価できます。
原画も他幾多のギャルゲギャルゲした物とは違い、ラフスケッチ&水彩画風のデザイン。
人によって評価は別れるでしょうが、絵をあまり重視しない私個人的には良い雰囲気でした。
さらにはエロゲなんかにはあるまじき弦楽四重奏というテーマ。
実際に演奏した音楽を使っているそうですので、こだわりに脱帽です。
全編通して弦楽器の優しい音色が響き渡り、荒んだ心が癒され、
何でエロゲなんかにここまでがんばるのかと言いたくなる程の良い出来です。
そんな音楽、それを通じたストーリー、淡いタッチのデザイン、斬新なシステム。
こんな事を言うと痛い人ですが、めちゃCOOLな作品でした。
斬新なシステムの弊害でしょうか、異様に短いけど。
しかしこれはメリットともなりうる所。個人的にはこのくらいがベストだったり。
あとはシナリオ的にも結局音楽(BGM)のパワーで押し切った感がしますが、
まあ、なんつーか、エロゲとはいえ商品という物に対する姿勢とかを含めて高評価です。
上記の通り。スキップなども意外と快速。但し演出タイミングなどのシステム上、
2倍速でプレイしてたりすると音楽が合わなくなっちゃったりする場面も。
これまた次作品を盛大に買ってあげたいゲーム(メーカー)ですが、
この作品以降買ってないのは、ひとえに面倒くさそうな故。ノベルだと安心するから。
こういった考えが業界を停滞させる。進化が認められない土壌。
とりあえずごめんなさい、そのうち買います。
総合 |
85 |
シナリオ |
65 |
音楽 |
95
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萌え |
45 |
泣き |
40 |
エロ |
1 |
萌えキャラ:シャル
半年経過しても覚えてる度:60%
歌はすんごい覚えてるんですが
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