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らくえん 〜あいかわらずなぼく。の場合〜
何か評判良さげだった。
駄目ヲタク浪人生である主人公が、エロゲ会社で原画家のバイトをすることに。
現実にはそんなことは無い、それどころかむしろクサそうな職場と想像されるが、
主要人物はファンタジー効果によりほぼ萌え少女になるも、
かなり本物っぽく底辺社会を再現したエロゲ制作感動ストーリー。
文句なしに面白かったです。
オープニングでいきなり聞いてた話と違う予期せぬ展開。
しかしその予想してなかった展開の為か、すぐさま作品世界に引き込まれました。
ロケ夏もそうでしたが、掴みはバッチリ。いいね、やる気出るね。
と思ったらいきなり動かない。パッチを当てても動かない。
ファイル上書きしても動かない。も1度パッチを当ててようやく再開。
ギャグか。捨て身のギャグなのか?
シナリオはかなりディープ。最深部って感じです。
設定的にヲタク全開ですが、アキ学すら余裕で越える程の深度だと思いました。
葱板常駐、コミケ毎回参加、ヲタゲーム&アニメ精通くらいの深度が求められます。
このへんはさすがに対象を絞りすぎだろ、とも思いましたが、そういう話ですし、
単にプレイヤーが深ければ深いほど楽しめるんじゃないでしょうか。
でも事前の雑誌情報などではそういう話とは全然書いてない、
というか意図的に隠してるのがちょっぴり笑えます。
そしてエロゲ制作という未知の空間。
いや、多分この話に付いていけるくらいの人は
作った事が無くてもある程度知っているのかもしれません。
しかし、そんなエロゲ業界を見る目が変わるかのような駄目真剣勝負っぷり。
リアルっぽいです。知らないけど。かなり興味深い話ではありました。
役職(ライターとか声優とかそのへんの妹とか)毎にシナリオが分岐しますが、
エピソードが散らばるので少しブツ切り感。
全員分まとめたらエロゲ制作感動巨編になったかも。
てかそんくらい良い話でした。ダメ人達の真剣勝負。
キャラが見事に立ってて、久々に終わるのが寂しい感です。良かったニャ。
コレ自体も良いし、オマケにロケ夏のライターを投入したりして、
やった2作品とも良かった希有なチームだったのになぁ…。
ブランド自体無くなるとは。ギャグか。
最深部のヲタ話ですが、何故か音楽がオサレ風味。
生っぽいメロコア的ギター音と、たまに入るポエミーな演出。
通常会話は濃いネタばっかですが、これはこれで中和してていいかも。
何となくフリクリを思い出します。音楽はかなりヒットでした。ポエミーなセンスは各人の嗜好で。
で、システム、というか会社は…。
あー、ねえ?リメイク版出るんじゃないスか。きっと。
総合 |
90
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シナリオ |
85
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音楽 |
85
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萌え |
70 |
泣き |
60 |
エロ |
1 |
萌えキャラ:とっとこ
半年経っても覚えてる度:95%
てかたまにやる
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