やった日 04.10/2
絶頂

それは舞い散る桜のように



事前情報と購入動機
 何かギャグがすごい面白いらしい。他は一切不明。



ストーリー概要
 恋愛否定組な主人公が何か色々しながらとにかくギャグを連打する学園物。



シナリオの感想とか
 評判通り神レベルのギャグ満載でした。

 個人的には私の中で最強だった田中ロミオ氏をも凌駕するかもしんない、
あまりにも秀逸なギャグテキストに乾杯。ほぼ全編で惜しみなくネタを披露し、
そのことごとくがヒットです。余りにヒットし過ぎて満腹を越えてしまうきらいすらアリ。
てか文体というかセンスがロミオ氏にけっこう似てるなぁ…。

 ライターはこの作品ののち姿を消したという謎の人物、王雀孫なる人。(&あごバリアなる人) 
姿を消したと言いつつ、単に超遅筆なだけだったのですが。
溢れ出さんばかりの萌えも完備し、テキストだけなら満点です。テキストだけなら…。


 しかしシナリオが物凄い中途半端でした。
まず、自分で書いておいた謎ぶん投げるの。もう全部。これは困った。

 OPの時点でテーマみたいのが見え隠れし、
「ほほう、これは萌えギャグだけじゃなく中々深そうだ」
とか期待してたら全投げ。
説明不足というか、説明する気0というか。

 そりゃ作品のテーマに直接は関係無いかも知れませんが、
じゃあ最初から謎めいた事を出すなよって感じもしました。
私の中では少なくとも6つくらいの謎が置き去りです。
よって私の脳内で「?」マークの付いたパトライトが乱回転しながら
EDを迎える羽目になるのでした。しかも最後まで補足無し。わーい。煮え切らねー。

 一説によると会社が製作途中で解散し未完成だった(続編予定があった)らしいですが、
未完成なら解りますが、しかしこれで読解してくださいと言われても無理ですよ。
書いてないもん。これは困った。


 しかし、笑い&萌え転げた分だけでも超良作。
テキストは恐ろしいまでに秀逸。シナリオもまあ…いっか。
腹の底から笑いたい人や、それでも謎を解明してやる!という人には激しくお勧めです。



その他・システムとか 
 至ってノーマルな選択肢形式の学園モノ。

 原画は業界では超人気御大的絵師の西又葵。
実は多分初ですが、普通に好みでないというか、地味に嫌いだったりしまして。
有名だから嫌いだ!(←バカ)

 通販で買って届いて箱空けて中見てようやく原画家がこの人だったという事に気付いた、
という、いかに私が絵を見てないかというエピソードですが、まあすんなりイケました。
汚染されてるからね。全員同じ顔に見えたりしますが(禁句)そのうち見分けが付くかも。
汚染されて(ry

 また、エロシーンも中々笑える出来。
「あっあっあっ」×15→終
なんてこともありそっちを求める人には全然お勧め出来ませんが、
これはこれで一種のネタでしょう。人生、笑って過ごそうぜ!



評価 
総合
85
シナリオ
90
音楽 40
萌え
90
泣き 0
エロ 0

萌えキャラ:かぐらソ

半年経っても覚えてる度:60%
ひたすら笑ったのと、煮え切らない謎が印象に残っております

 


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