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家族計画 〜そしてまた家族計画を〜
注※ちょっとネタバレあります
超絶期待していた「家族計画」をやったものの、ただ一点の不満(というか望み)が
エンディングについてであったことは先に述べた。
そんな折り、このファンディスクの情報を入手した。
「そしてまた家族計画を」である。「そしてまた」である。
俺の望むものが、ここにあるかもしれない。期待は膨らむ。
しかしここで安直に飛びつく程、私は愚かでは無い。
もうこの会社には山田一は居ないのだ。(たぶん)
「山田一作品製作委員会」とかいう怪しすぎるクレジットのオマケ付き。
しかもネットを通じてのユーザー認証システム、発売から1ヶ月間のみ有効のお返しCDなど、
ユーザーをなめきっている仕様の嵐。騙されることは明白である。
しかし私は、どうしてもそしてまた家族計画を見たくなって購入に踏み切ったのであった。
(結局騙されたとも言う)
例えライターが山田一氏でなくとも、面白ければ文句は言わない。
名前で買ってるが名前で評価しているわけではないのだ。
見せろまた、家族計画を。
そしてまた、家族計画が始まるかもしんない。
ビックリするほど短かった。
しかし、これは確かに「そしてまた家族計画」であった。
本編からの続きとしてはかなり微妙な所ではあるが、補完できるレベルであった。
連綿と続いた高屋敷家の狂騒が、家族計画の幕が、確かに降りたのだった。
色々と傷とか痛みとか金とかを伴って。
何しろ家族計画の面々はほぼ誰も出てこない。
家族計画ファンにとっては物凄い評価になるかもしれない。
高屋敷家を見たかったファンにとっては期待はずれだったかもしれない。
しかし、少なくとも自分の中では家族計画の幕が降りたのだった。
こんな幸せな形が、見たかったのだった。(かなり脳内補完してます)
名作ゲーム「家族計画」のファンディスク的な側面、
高屋敷家のその後のエピソードを期待して買うと肩透かしであるだろう。
しかしある意味、このような形のシナリオで出すのは山田一氏らしいとも言える内容だ。
どこか寂しく、淡々と進む物語。そして最後に訪れる家族計画の終焉と始まり。
プレイヤー側がこれ以上何もする余地が無い程に、
山田一氏は家族計画というモノを終わらせたかったのかもしれない。
あなたの中で、家族計画の幕がまだ降りていないなら。降ろしたいのなら。
この作品は紛うことなく家族計画の続編。やる価値はあるんじゃないかと思います。
業界に先んじてアクチベーションシステムを導入。
インターネットを介してのユーザー認証を行わなければプレイする事が出来ません。
個人的にはそれも一つの手段だと思います。
が、認証は構いませんが個人情報とかは売り渡したくない所でもあります。
少々煩わしいですし、何でエロゲを買ってわざわざ登録しなきゃなんねーんだ、
みたいな思いも多少あります。めんどい。
結局、ネット接続版よりも通常版の方がレアになったり、
最終的にはメーカー公式のパッチを当てると認証を行わなくても
何故かプレイ出来るようになっちゃいました。
(なので、今ネット接続版を買ってもパッチを当ててからプレイすれば登録不要だと思います)
結局、アクチベーションの試みは見事に頓挫。
以降、このゲームに続く作品はあまり無いという現状になっています。
業界側が敗北した形になりますね。仕方ないと言えば仕方ないですが、
コピー問題とかはどうにかして欲しいものです。ちゃんと買えYO!
で、問題の山田問題(合ってます)ですが、微妙…な気もしました。
おそらく本人だと思いますが、何だか先入観のせいか
「山田っぽい文章を別の人が似せて書いている」感も少ししてしまいました。
本編では寛が大暴れするイメージが強いせいか、
終始恐ろしく淡々と進む「そしてまた」は加奈とかソッチ方面寄りのテキスト。
そのせいかイマイチいつものように山田テキストに乗れなかったです。
テキスト及びシナリオ自体は面白かったので良いのですが。
「霊長類失格」とか楽しい日本語表現は山田氏っぽいけどなあ…。
とにかく、これで家族計画は終了。高屋敷家よ、永遠に。
総合 |
70 |
シナリオ |
80
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音楽 |
40 |
萌え |
40 |
泣き |
85
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エロ |
1 |
最萌えキャラ:嫁
半年経ても覚えてる度:90%
短いからね…
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