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To Heart2 (PS2版)
延期を繰り返したものの無事に2004年内に発売。
現在の萌え絵路線の中ではトップクラスと言える原画陣、
Leafブランドで定評のあるライター陣、
そして伝説のヴィジュアルノベルである「To Heart」の名前を冠した作品。
出来うんぬんよりも久々の大作にドキドキ。
学園ほのぼのまったりラブストーリー。テイストは1を忠実に継承しているのだと思う。たぶん。
あくまでも丁寧に、学園モノとしての流れを忠実に。
ノベルゲーを取り巻く環境が変わった現在では、
この王道こそが貴重であるのではないでしょうか。
どこまでも基本、オーソドックス。
しかしとことん丁寧に作られたそれは確かに大作としてふさわしい物でした。
ストーリー的に中盤はダレますが、それもある意味学園モノの基本なので良しとします。
しかし、前作のネームバリューが余りにも偉大過ぎた為か、
「丁寧に作りすぎた」という印象もあります。
一部のキャラでは、かなりはっちゃけてくれますが、全体的にはホント正統派というか。
万人受けしそうという点では間違いなく正解だと思いますが、
個人的には「計算し尽くされた萌え」って感じでちょっと受け入れられない部分もあるのでした。
前述の電波キャラ含め。
「萌え」という点では上記の通りですが、意外にもシナリオが良かったです。
こちらに関しては様式美というか、王道でも丁寧に書かれてるからこその美しい流れ。
色々と手を尽くして失敗する作品も多い中、
これくらい正統派なシナリオもたまには良いんじゃないでしょうか。
時折、プロットそのまま読んでんじゃねえか?っていう突発的な点もありましたが。
とりあえずグッドジョブ。
学園モノとして王道、安心して読めるシナリオ、そして溢れる萌え。
大作として、十分答える出来だったと思います。
システム面がけっこう重いのは辛かったです。
かなりボリュームのある話ですが、スキップ遅いとかで割食ってる感。
今からやるならPC版で良いんじゃないカナ?良いんじゃないカナ?
総合 |
75 |
シナリオ |
75 |
音楽 |
60 |
萌え |
70 |
泣き |
40 |
エロ |
- |
萌えキャラ:いいんちょ
半年経っても覚えてる度:50%
おぼろげに
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