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よつのは
とりあえず絵が激萌え。
どこまでも激しく萌えた為、購入検討対象になるも、
メーカーの前作「すくみずポリス」がシステム地雷という噂に加え
評判が全くよろしくないので二の足を踏む。
がしかし、あちこちで絵を見かけるうちに、
段々と俺の脳内での萌え力（もえぢから）が高まり、
「あの小っこい娘は実は俺の嫁なんじゃねーかな」
そういう妄想すら生まれるようになったその時、
気付いたら「カートに入れる」ボタンをクリックしていた。
ギフト券を使った。ますますエロゲを薦められるようになった。後悔はしていない。
3年ぶりに幼馴染み達と約束の再会を果たした超モテイケメンセクハラ主人公が、
今は廃墟となった当時の学校で3年前を回想しつつ程々に寂寥感を煽り、SEX。
とにかく超萌え。とりあえず超萌えでした。
絵柄の好みなんて各人の嗜好によりけりですが、自分的にはプレシャス。
ヒロイン4名中3名（巨乳以外）がヒットというのは大変珍しい現象です。
絵は絶萌え。主に巨乳以外が絶萌え。
もっとも、絵だけかと言われれば意外にもまずまずのシナリオの出来でもありました。
物語は現在の時間軸で進行していくのですが、
そこに3年前の回想がこれでもかというくらいに挿入され、
3年前の出来事など知らないプレイヤーにとっては中々先が気になる展開で進みます。
簡単な置換ではありますが、ゲーム本編でやってる事は
3日ばかしの探検ツアーみたいなモノなので、
時間もやる事も限られた状況の中ではかなり話を膨らませているのではないでしょうか。
学園生活という点が回想でしか味わえない上、
イチイチ挿入される回想シーンが段々面倒になってきたりもしましたが、
「思い出の学園生活を回想する」という試みは
溢れる程散乱する同種のゲームの中では中々に斬新だと思いました。
ストーリー的には完全に萌えストーリーですが、それに即したCGの使用もグッド。
何かとりあえずイチイチぱんつ見える的なCGの数々は、
我々に失われた甘酸っぱい学園生活を思い出させてくれます。
もともとそんな学園生活送ってないけど。ぱんつなんて見えたことあるか？俺は無いッ！
けれどよつのはでは見えるッ！俺たちの叶わぬドリームがここにあるッ！
エロシーン的には特殊なプレイも無く普通。尺も程々。各ヒロイン2〜3程度。
しかし、純粋に高まった萌え力を持ってすれば、「片思いのアノ娘のエロシーン」的な、
昇華された中学生の妄想のような心持ちで抜けるシーンへと早変わり。
ゴメン、好きだ。どうしようコレ、好きだ。これは恋かもしんない。
そんなアノ娘とエロティックな行為に及ぶ。これぞエロゲー。これもエロゲー。
話は少し飛びますが、常々、こういった面でエロゲーってのは強いと思っていたのですよ。
リアルではもちろん（？）、コンシューマでは味わえない18禁要素。
異性に求める処女性というか、「と○メモ」とかやっていて
バーチャルな恋心を抱いたとしても、その先が無い悲しさ。
もちろんゲーム自体にそれ相応のキャラの魅力とかストーリーの面白さが求められますが、
「あのアイドルが脱ぐ！！」
的な？もともと脱ぐからエロゲーなんですが、そこに至るまでの過程で
プレイヤーに恋心を抱かせることが出来るかどうか。
それが出来た時、マッチポンプのような、そのエロゲが作り出した世界観で、
憧れのキャラとのエロシーンというカタルシスを得られる、
萌えるキャラクターを自ら作り出した上で最終的にそのキャラとエロ行為に及ぶ、達成感。
そういった魅力もエロゲーの一つの強みなんではないでしょうか。
何が言いたいのかわからない上に何かキモイ事言ってるような気もしてきましたが、
とにかく、萌えさせろ、と。そして脱げ、と。
萌えないキャラが脱いでもエロスは感じないのですよ。
無論、方向性の違いもあり、その多種多様さもエロゲならではなのですが、
似たような方向性で萌えないゲームも多いのです。抜けないゲームも多いのです。
だって、萌やしに来てるのに、俺は萌えてないから。
で、「よつのは」ではどうでしょうか。
純粋な現在での時間軸においての期間が短い事もあり、
そこまで激萌えってワケでも無いような気もします。
当然、回想シーンでは決定事項を覆せないワケでもありますし。（IFストーリーがありますが）
でも萌える。すごい萌える。これは何故か。
一つは、時間の共有。
回想シーンで手っ取り早く3年という歳月を追体験させるという進行。
プレイヤーが費やす時間が多ければ多い程、
時間を共有すればする程、キャラクターに対する親密感も湧きます。
通常の時間軸での進行では、それこそプレイ時間に直結する要素でもあり、
長ければ長い程親密感も湧きますが、ダルいという現象にも陥りがち。
大作の面白さにはこういった要素も含まれてるんじゃないかと思いますが、
本作ではその長い歳月を全部回想シーンに押しやる事により、お手軽な追体験を再現。
やはり長期間プレイする作品には及ばないとは思いますが、
本作は総プレイ時間の中での密度は濃いと思います。
もう一つは、生活感。
「よつのは」では学園生活だけではなく
家庭での生活模様にも多くのエピソードを割いており、
キャラクターに対する生活感の植え付け、
キャラクターの性格の掘り下げに成功していると思います。
要するに萌えた。すっげー萌えた。ゴメンこれはむしろ恋だ。
そしてそのまま恋するアノ娘とベッドイン。見たか！俺の生き様を！
二次元に恋をし、二次元でヴァーチャル生殖行為！
行き場を無くした子種と共に、リアルでは叶わない夢が、今ここに！
これがエロゲだ！これもエロゲだ！
エロゲー万歳！二次元万歳！
とか叫んだところでまとめ。
とにかく萌え方面に特化したこのゲーム、
そういった方向性を求める人には当たりの逸品だと思います。
萌えエピソードの嵐と、萌えCGの暴風雨。
軽くてマッタリで萌え萌えでラブラブでエロ。
絵柄を見て激萌えならば、そこそこ期待に応える出来映えなのではないでしょうか。
好きです。3人も好きです。結婚してください。
（何か途中でかなりムリのある考察っぽくなりましたがごめんなさい）
システム面が一番の不安でありましたが、本作では特に不具合は無いようなので御安心。
1回ばかし再現性の無いスクリプトエラーがありましたが、たぶん私が呪われてるからでしょう。
めげない俺。がんばる。
それどころか何か3Dのミニキャラを使った場所移動選択式のシステムで、
むしろシステム面では頑張っちゃってるくらい。
セーブ＆ロードのショートカットや、イージーモードなど、親切な印象。
でもその分ちょっと重いかも。
さらに、最近はとんとやった記憶が無い目パチや口パチも備え、
スキップも早く、システム面では上々でした。
音楽面は程々に作品にあった雰囲気。
特に気に入った曲も無いですが、挿入歌が流れるシーンで一瞬泣きそうになりました。
| 総合 |
75 |
| シナリオ |
65 |
| 音楽 |
55 |
| 萌え |
100
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| 泣き |
30 |
| エロ |
4 |
萌えキャラ：巨乳以外
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