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MOON CHILDe
鍵っ子、と呼ばれるアレな人達を生み出した原因に大きく寄与するkeyの名作・kanon。
そしてkanon以前の作品を手がけた後、消息不明となっていたシナリオライター久弥直樹。
名作と呼ばれるkanonにおいて彼の功績は間違いなく大きかったが、
音沙汰無いまま数年が経ち、
「お〜い、久弥の行方を知らんか〜？」
そんなフレーズすら忘れ去られようとしたその時、
新規ブランドの処女作に彼の名前があったのであった。
そしてそれ以外の事は全然知らんかった。どんなゲームかすらわからん。特攻。
山奥の隔離された学校に転校してきた主人公。
とある特殊な事情を抱えるこの学校で、
とある特殊な能力を持つ主人公が、
とある特殊な事態になっている世界の謎とか解いたりする。
まず、ストーリーすら知らなかったのは我ながら痛かったです。
事あるごとに「はへ？」「何それ？」などと、全く付いていけません困った。
というか伏線の張り方が微妙に下手で。
毎回のように妄想だの夢だの「私は全部知ってるけどね」系のキャラだの、何だか腹立たしい。
むしろ伏線として機能してないのでは。そりゃ書いた人は知ってるだろけどさ。
もう面倒になったので投げ出してやろうか大して興味ないし、とか思ったりもしましたが、
気を取り直し色々と情報とか人物相関図とかメモにまとめ、
最大限楽しもうとしましたがそれでも微妙でした。無念ござった。
おかげでピチカートポルカみたいな感じもしました。
素材とか設定は良いんだけど…面白いかどうかと言えば微妙…。みたいな。
とりあえず謎は放置して、メインヒロインとのツンデレトークを楽しむのも一興かもしれません。
そんな具合でメインライターは設定オンリー、
眼鏡のライターは内容を覚えてないくらい激しく微妙。
やっちまった感の中で迎えた久弥氏。
まずテキストが上手いです。
テキストというか、ギャグが笑えます。センスが段チ。
別に笑いを取る必要も無いですが、どうしてもメリハリは必要ですし、
このへんは他二人に比べて流石の出来。も全然違います。全然。
他の人が担当しているキャラまで輝いて見えるのは気のせいではないでしょう。
そして何か綺麗というか、幻想的な方向性。
今までの経緯を無視して久弥ワールドを展開、いつのまにかkanonっぽい雰囲気に。
前までのシナリオと全く色が変わりますが、これは良いのか悪いのか。
とりあえず久弥氏担当分はかなり面白かったと思います。短いけど。エロ激薄だけど。
CGは全体的にかなり美麗。
エロ分は低めですが、絵だけ見てると凄い楽しそうな作品でもあります。
個人的にはかなり好きな絵柄なので、CG面ではグッドジョブサイン。
ひとまず、「面白いシナリオを書こう」という気概は感じられる作品でした。
久弥氏も健在なのが判って良かったです。
そのシナリオも、3人のライター各々が別の方向に走って軽く収拾がつかなくなってますが、
それはそれで味かもしれません。設定なり久弥氏なり、何かしら興味があるならオススメかも。
主人公の持つ特殊能力とリンクした選択肢システムとかありますが、特に意味はありません。
ただ、選択肢を選ぶと「ズバァァァン！！」とか言って雷鳴が轟いたりするのは斬新でした。
面白い。この調子でジャキーンとかいってランプが光ったりして欲しい。
他は普通の選択肢形式ですが、ループを考慮した構成になってたりしてて面白いです。
また、本編内容とは全く関係無いような気もしますが、
途中に寝取られ（未遂）的な要素があります。これは惜しかった。
完全なるツンデレヒロインが、媚薬の力によって堕ちる。
このシチュエーションは俺的に神に近い。
もういっそヤラれてしまえ、大して興味ないし。でも絵的にはかなり好き。
そんなくらいの微妙な立ち位置のヒロインだったからこそ、ここはいっそヤラれて欲しかった。
（注※微妙なヒロインとか言ってますが、思いっきりメインの人です）
むしろ抜いたからね。ここで2ヌキーですよ。
オッパオも見えてない、ストーリー上でも「絶対ヤラれねぇだろ…」と思うようなシーンで2ヌキー。
惜しい！声を大にして言いたい、惜しい！！
ここでガチガチにレイプされてたら（注※そんな展開になったら物語的にも破綻します）
20ヌキーは固かった！くぅぅ、ニッチな嗜好を持ってる事をこれ程悔やんだことはねぇぜ…！
無念！陵辱sideを希望します！2万くらいまで出します！
と、まぁ、シナリオゲーに置いてそんな事を望む寝取られ村の人間はとりあえず帰れ、と。
わかりました。帰ります。
| 総合 |
65 |
| シナリオ |
65 |
| 音楽 |
40 |
| 萌え |
60 |
| 泣き |
20 |
| エロ |
2 |
萌えキャラ：ツンデレと金髪
半年経っても覚えてる度：70%
メガネ以外はかなり印象に残っている作品
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