　恋人編と奴隷編。
どちらかだけやるか、どちらを先にやるかはプレイヤー次第ですが、
どちらにせよやっぱり氷川雫オンリー。
雫を監禁、雫を陵辱する、一点主義作品です。

「クロス？　雫？　何それ？」

　という方は…オーケー、気にするな、ヌケれば何でもいいんだ。

　テキストや世界観の継承については恋人編のレビューを参考にお願いします。
こっちの主人公は基本的に鬼畜スタイル。
恋人編が『クロス』でいう道臣なら、奴隷編は元哉といった感じ。

　奴隷編のシナリオ展開は、もうホントひたすら監禁陵辱していくのみ。
学園を舞台にレイプした後、自宅に監禁し延々と調教する潔い構成。

　恋人編では多少ストーリーがありエンディングも分岐しますが、
奴隷編では壊れるか壊れないかの2択といった感じ。
『クロス』独特の雰囲気は恋人編の方が出てたかもしれませんが、
陵辱シーンに関しては完全にこちら寄りです。蘇るハードファック。

　しかし相変わらず雫ﾀｿは最後まで自分を貫いてくれる為、
『クロス』本編でもあった「愛情のような憎悪」といったテーマも見え隠れ。
中盤からは地下室から一歩も出ませんが、雫らしさは全開でした。

　他にはエロシーンくらいしか語る所が無いですが、
個人的に勝手に期待していた恋人編→奴隷編のブチ壊し感はイマイチ。

　奴隷編単体で見た場合のハードな陵辱っぷりは良いのですが、
せっかくだから恋人編とリンクして寝取られとかあったら良かったのになぁ…。
そもそも奴隷編には京司が出てきません。残念。

　ってことで、陵辱エロのみを求めるならば奴隷編だけで良いかもしれません。
奴隷編だけでも雫の気丈さは存分に出てますし、何よりヌケる。

　っと、そもそも雫のファンディスクなのにそんなコトを言うのも野暮ってもんスね。
とにかく2本とも、久々に雫を堪能できた作品でありました。
陵辱ゲーとして見ても、突き抜けたシチュが合えば良い出来ではないでしょうか。

　そんな本作、雫好き・ハードな陵辱好きの方にオススメです。
微妙に点数が低いですが、該当者の方はプラス補正して見てやってください。

エロシーンについて　▲

　奴隷編はガチンコファック路線です。前作を凌駕するハードっぷり。

　シチュエーションとしては、

・媚薬を使って処女レイプ

・膣内射精でイクように調教

・5日間に渡るアナル大開発

・抜歯フェラ

・フィストファック

・輪姦2本差し

・改造チ○コファック

・獣姦

　などといった、遠い国の物語。
冷静に羅列してみると自分が泣けてきます。

　調教過程をひたすら丹念に書いていたり、
2発3発と連続で突入したり、エロシーンの尺はかなり長め。

　さらに、卑語の連発・連続絶頂・雫ﾀｿの白目アヒャ顔など、
エロシーンにおいて盛り上がり所があるのは良い感じです。

　唯一の弱点？は人を選びまくるシチュエーションな所ですが、
遠い国へ旅立てるような方なら4、5発は固いんじゃないでしょうか。
あんまり陵辱系はやってない私ですが、初めて見るシチュも多く衝撃的でした。
クロス既プレイ者ならたぶんだいじょぶ。たぶん。

　一応志保のエロシーンも2つ程ありますが、雫じゃないのでどうでもいいです。
それでは遠い国へ行ってきます。

その他・システムとか　▲

　選択肢型アドベンチャーです。
選択肢数は全部で3つ。しかしこちらは全パターンで分岐、
エンド数は5つです。共通部があんまり無いのは良い感じ。

　コンフィグ項目はBGM、SE、各キャラボイスの音量設定、
文章スピードと既読スキップといった最低限な感じ。てか同じ。

　あと、忘れてましたが恋人編・奴隷編ともにオマケで
雫役の伊藤瞳子さんのインタビューとかあります。
声優ｻﾝも大変ですね。マジで。

評価　▲

総合	60
シナリオ	35
音楽	30
萌え	80
泣き	0
エロ	4

最萌えキャラ：雫

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オレの奴隷～氷川雫～ （DL版）

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