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オレの恋人〜氷川雫〜 (DL版)
雫がいればそれで良かったので。
本作は『クロス〜狂気への道しるべ〜』のファンディスク。
本編をプレイしたユーザーの多くが【氷川雫】に心奪われ、続編を待ち望んだ…
のかどうかは分からないが本作が登場する運びとなった。
本編での主人公・道臣は無かったコトになり心機一転、
新たに出現した主人公・滝川京司が雫とラブラブする純愛編。
「俺だ!」
「いいや、俺の恋人だ!」
「むしろ俺のだ!」
あんまり売れてなさそうなので各地で勃発はしてない気もしますが、
本作はとにかく氷川雫オンリー。雫と戯れ、雫に萌える、一点主義作品です。
「クロス? 雫? 何それ?」
という方は…うーん、そのぅ、今からでも遅くはない?
ひとまずテキストは良い感じ。
「背負った応え」(しょったいらえ)とか飛び出てくる
無駄に難解なテキスト運びが少々鼻についたり、
誤字が多い辺りはイマイチですが、他は普通に読めるテキストでした。
なにより、自分でもあんまり覚えてないので何とも言い難いのですが、
2年前の作品でありながら雫の性格がほぼそのままだと思ったのは賞賛。
何者にも屈せず自分を貫く雫の性格は相変わらずで、
本編でそこいらに萌えた人には一安心な出来だと思います。
恋人編のシナリオ展開は、程よく萌えアリ修羅場アリといった感じ。
学園を舞台に萌えエピソードを盛り込みつつ主人公と雫が徐々に近付いていき、
雫の性格ゆえに別離の危機も訪れたりする、極めて普通なシナリオ展開です。
これには思わず私も
「何この幸せ空間? 俺の雫タソと素敵学園ライフを送りやがって!!」
とか言いながら世界を呪いたくもなりましたが、
『クロス』本編で感じた陰惨な雰囲気も何故か多少受け継がれており、
本編の雰囲気が好きな人なら楽しめるのでは無いでしょうか。
但しシナリオ自体は微妙。
特に面白いイベントも起きず、ワリと淡々と進んでいきます。
いつの間にかエッチしてる展開、勘違いを駆使して作り出した障害、
恐らく99%の人が最初に辿り着くであろうとってつけたようなバッドエンドなど、
ホントに雫オンリーといったところ。普通に読んでてもイマイチかもしれません。
他に言及するところはCGについてですが、
2年前と比べ絵の描き方自体が豪快に変わっているという点は好みが別れそう。
主線がエライ太くなってたり、塗りがアニメっぽい感じになってたり。
しかし、今作をプレイ後に本編『クロス』をやってみるとそれはそれで違和感。
いっそうロリ化した気がする雫タソですが、慣れれば案外イケるかもしれません。
CG枚数が少ない気もするけど。
恐らくファンしか買わず、そしてファンなら2作買う作品だと思いますが、
正直恋人編の存在は微妙だとも思いました。
雫の性格や『クロス』の世界観を掴むには良いと思いますので、
むしろ『クロス』未プレイ者がやる分には楽しめるかもしれません。
どちらにせよ、恋人編は奴隷編の為の壮大な前フリ。
もう断言しちゃいます。 ここで萌えて、一気にブチ壊すんだ!
でも寝取られは無いよ!
恋人編ということでエロシーンはノーマルなモノ多し。
駅弁やフェラ、卑語オナニーといった感じの至って普通な部類。
一応1シーンだけ雫以外、琴子のフェラシーンもあります。あと全部雫。
テキストと卑語の連打によって程ほどにエロくはあるのですが、
やはり陵辱に期待していると全然ダメです。ノーヌキー。
いいんだ、これもまた伏線なんだ。
ラブラブエッチがあるからこそ陵辱が映えるんだ。きっと。
選択肢型アドベンチャーです。
選択肢数は全部で7つと少ないものの、1個間違うと死の為、難易度は高め。
結局総当たりする羽目に。一応エンド数は4つ程。
コンフィグ項目はBGM、SE、各キャラボイスの音量設定、
文章スピードと既読スキップといった最低限な感じ。
バックログから一気に戻れない不思議現象がありますが、
実は『クロス』本編でもあったりしました。今気付いた。
総合 |
50 |
シナリオ |
40 |
音楽 |
30 |
萌え |
80
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泣き |
0 |
エロ |
0 |
最萌えキャラ:雫
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