やった日 04.7/15
絶頂

CLANNAD



事前情報と購入動機
 エロゲしかないPCノベルゲーム市場において、
非18禁作品で出すという暴挙とも取れる行為を行ったゲーム、CLANNAD。

 Airからおよそ4年、長すぎた歳月は期待感を通り越し閉塞感を生み出していった。
そんな状況で発売されたこの作品は決して手放しで歓迎できる雰囲気では無かった。

 打開策は1つ、ソフトの出来で黙らせるだけだった。



ストーリー概要
 人とか町とか家族とか、そんな感じの物語。



俺の感じている感情は一種の精神的(ry
 ただの意味の分からない感想羅列になります。よろしくね!


 面倒だったので推奨攻略順に沿ってプレイしました。
(ミサエ→智代→ゆきね→杏→(椋)→春原→かっぺえ)

 ひたすら長い。今までやったAVGの中では間違いなく最長、超大なボリューム。
それでいて、前半やったシナリオはイマイチ。

 僕らのKeyはどこに行ってしまったんでしょうか。
ほんのりと感動するものの、何かなぁ。今いちガッと来ない。

 そんな思いで後半戦、(ことみ→風子)プレイ。

 …クラッシュしました。泣いた。むせび泣いた。
Keyらしい、ぶっ壊れ少女が終劇へのカウントダウンって感じのシナリオで。
いいんだ。これがKeyの、シナリオなんだ。既に大満足。

 そして最後にとっといたメインヒロイン、渚。CLANNADは渚の物語。あくまで渚の、物語。
既に溢れて漏れだした涙と、さらに高まる期待感。常軌を逸して膨れあがったソレは、
渚たんとの坂の下のシーンにて意外な展開を迎えることとなりました。

 …憤怒した。
これがKeyではある。予想していたというか、
こうでなければ麻枝シナリオとは呼べない、そう思うくらいのお約束展開。
でも、これだけはして欲しくなかった。
「ざけんな!」とモニターに向かって絶叫。(の2×歳独身彼女ナシ人としての尊厳もナシ)

 そのくらい、物語にハマってたという事でもありますが。
そしてシナリオ最終盤。さらにもう一度「麻枝シナリオ」を叩き込まれ、クソ泣いた。
そして、もう、壊したくなった。何だよこれ。いくら何でも。

 何か知らないけど納得がいったAirのラストとは正反対の、憤りだけがそこにはありました。
これが構成ってのはいいが、納得できない。鬱過ぎる。
これナシでどうにか出来なかったものか。いっつもコレばっかじゃねえか!ファ○ク!
ここだけは、ホント許せませんでした。当時。

 指示語ばっかりでサッパリわかりませんが、多分、気持ちが入りすぎてたんですね。
余りにも長い時間を渚たん(他)と付き合ってきた為、
もうなんか知り合いか何かと勘違いしてたんではないかと。
没入し過ぎたんですよ。多分。だから許せなかった。

 そしてさらに数時間。ついにエンディングを迎え。ED曲が流れ。サビに入った瞬間。
映し出された一枚絵とともに、目から汁みたいなのが勢いよく吹き出ました。
過去最高の勢いでした。

 プレイ時間50時間、ゲーム内時間で数年間にも及ぶ長い長い疑似人生を送り、
その人生のフィナーレを迎えたら、そりゃ泣くっちゅーねん。
俺の人生もフィナーレを迎えた気にもなるっちゅーねん。
泣いた泣き濡れた泣き腫らした。そして旅に出た。

 散々怒り狂っておきながら、結局はKanonやAirのように、1週間ほど無気力というか、
鬱というか、現実に帰ってこれない自分がいました。やっぱKeyは偉大でした。


 てゆうかホントに旅に出たからね。傷心旅行。
独りで真夜中の海へ向かって「渚たぁぁぁん!!」と叫んだからね。もうアホかとバカかと(略)


 ムリヤリ総括すると、key作品が好きで、50時間超を問題なく支払える人には
絶対オススメの出来。逆に、どちらかにも該当しない人には全くオススメ出来ません。



その他・システムとか 
 圧倒的過ぎる選択肢量は最早ギャグの領域。
予備知識無しでは何をどうすればどのルートに行くのかサッパリ分からないことでしょう。
自力でやったら倍の時間くらいかかるんじゃないスかね。

 そして、何だかんだでボリュームの多さもあって総雨量(涙)は過去最高。
音楽も個人的超ヒットは無いものの、良曲揃い。
途中の社会の現実感とかは痛かったですが、
今までのKey作品が大丈夫な人なら満足の出来ではないでしょうか。


 そして最後はこんな感想になりました。

 「俺も家族作りてぇ…」。

 とりあえず渚たんを見つける所から始めないとネ!



評価 
総合
100
シナリオ
90
音楽
100
萌え
80
泣き
100
エロ (^o^)

萌えキャラ:だんごっだんごっだんごっ

半年以上経っても覚えていますか度:90%
実は前半あんまり覚えてないYO

  だんご大家族


戻る