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加奈 〜いもうと〜
病弱な加奈(タイトルから察するに妹に違いない)が死亡(多分)する的なストーリーで、
泣けると評判。口コミ評価は激高。
山田一作品をガシガシやっていこうかな、と思ったので買ってみた。
個人的にはこういうカウントダウン系の泣きゲーは好きだが、軽蔑もしている。安直である。
そんなゲームはバカにすらしている。それしかないんかい、と。また奇跡ですか、と。
でもそーいうゲームは好きである。大好きなのである。
嫌よ嫌よも隙だらけ、って言いますし、隙を見せれば涙が出ちゃう、
そんなカウントダウン物と俺との仁義なき戦い。
ともかく山田一氏が描くカウントダウンシナリオには期待大。
大体合ってた。
泣けました。
自分は家族計画→加奈、と時系列を逆走してきたので、本作のテキストは意外。
山田氏らしからぬひたすら淡々としたテキスト。おちゃらけ・トチ狂ったギャグほとんどナシ。
この人はこういうのも書けるんだ、と思いましたです。
自分のセンスに合うのは家族計画などの暴走ノリのギャグですが、
その分(脳が)壊れているとも言えるので、どっちがいいかはお好みだと思います。
これはこれで悪くないとも思いました。
それでいてアイロニック。シニカル。サマーウップス。(←よくわかってない)
ほぼ全てのルートで、カウントダウン系にしては現実的な結末ながらも、
それが見事にまとまってるのでいい感じ。ゴリゴリ泣けました。
山田氏はテキストもさることながら、シナリオ構成というか企画というか
プロットも素晴らしいと思います。卑怯とすら思える各ルートのラストシーンは必見。
シナリオは面白いんだけど家族計画のギャグが合わない、という人には逆に勧めたい逸品。
私がやったCD版ではXPに対応しておりません。
非公式なパッチを当ててのプレイを推奨。
現在では再販版、「加奈 〜おかえりっ〜」が発売されていますので、
そちらでプレイするのもよろしいかと。しかし、どこから帰ってきたことやら。
たまに加奈がすごい馬面に見えて困った。
罪悪感なんてくそったれな倫理観と一緒にゴミ箱に捨ててしまえ、
そんな山田一をこれからもよろしく(略)
総合 |
80
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シナリオ |
85
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音楽 |
55 |
萌え |
20 |
泣き |
90
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エロ |
0 |
最萌えキャラ:小学生の夕美たん
半年経ても覚えてる度:35%
これがまた意外とラストシーンくらいしか覚えてなかったり。
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