やった日 04.8/2
絶頂

加奈 〜いもうと〜



試合前のコメント
 病弱な加奈(タイトルから察するに妹に違いない)が死亡(多分)する的なストーリーで、
泣けると評判。口コミ評価は激高。
山田一作品をガシガシやっていこうかな、と思ったので買ってみた。

 個人的にはこういうカウントダウン系の泣きゲーは好きだが、軽蔑もしている。安直である。
そんなゲームはバカにすらしている。それしかないんかい、と。また奇跡ですか、と。

 でもそーいうゲームは好きである。大好きなのである。
嫌よ嫌よも隙だらけ、って言いますし、隙を見せれば涙が出ちゃう、
そんなカウントダウン物と俺との仁義なき戦い。
ともかく山田一氏が描くカウントダウンシナリオには期待大。



ストーリー概要
 大体合ってた。



シナリオの感想とか
 泣けました。
自分は家族計画→加奈、と時系列を逆走してきたので、本作のテキストは意外。

 山田氏らしからぬひたすら淡々としたテキスト。おちゃらけ・トチ狂ったギャグほとんどナシ。
この人はこういうのも書けるんだ、と思いましたです。
自分のセンスに合うのは家族計画などの暴走ノリのギャグですが、
その分(脳が)壊れているとも言えるので、どっちがいいかはお好みだと思います。
これはこれで悪くないとも思いました。

 それでいてアイロニック。シニカル。サマーウップス。(←よくわかってない)

 ほぼ全てのルートで、カウントダウン系にしては現実的な結末ながらも、
それが見事にまとまってるのでいい感じ。ゴリゴリ泣けました。
山田氏はテキストもさることながら、シナリオ構成というか企画というか
プロットも素晴らしいと思います。卑怯とすら思える各ルートのラストシーンは必見。

 シナリオは面白いんだけど家族計画のギャグが合わない、という人には逆に勧めたい逸品。



その他・システムとか 
 私がやったCD版ではXPに対応しておりません。
非公式なパッチを当ててのプレイを推奨。
現在では再販版、「加奈 〜おかえりっ〜」が発売されていますので、
そちらでプレイするのもよろしいかと。しかし、どこから帰ってきたことやら。

 たまに加奈がすごい馬面に見えて困った。
罪悪感なんてくそったれな倫理観と一緒にゴミ箱に捨ててしまえ、
そんな山田一をこれからもよろしく(略)



評価 
総合
80
シナリオ
85
音楽 55
萌え 20
泣き
90
エロ 0

最萌えキャラ:小学生の夕美たん

半年経ても覚えてる度:35%
これがまた意外とラストシーンくらいしか覚えてなかったり。

 


戻る